俺的糞ゲーその30『アランウェイク』

海外で絶賛されたサイコスリラーADV、Alan Wake。期待してやってみれば、糞ゲーである。

このゲーム、サイコスリラーが売りのくせに恐怖感が圧倒的に少ない。
ゲーム展開は一本道で、ひたすら目的地まで森を歩き、弾薬を拾いながらひたすら戦闘を繰り返して
進むだけ。
アクションゲームならそれでもいいが、ADVでこれはないだろう。
恐怖感を煽る演出も皆無。いきなり電気が消えたり、鉄骨が宙に浮いて襲ってくるぐらいで、大した驚きもない。
戦闘も単調で、ライトで敵を照らして撃つの繰り返し。
しかもやたら敵の数が多く、逃げてもしつこく追ってくるので全ての敵を倒さざるを得ない。
マップは一本道で迷いにくくなっているが、やたら長いので飽きてくる。
そもそも、サイコスリラーとしての恐怖はどこへ行ったのか?

ストーリーもつまらないの一言。
妻が誘拐され、誘拐犯に会いにいく、というその辺のしょぼいテレビドラマレベルである。
おまけに急に竜巻が襲ってくるなど、非現実的要素が多いからなおさら白ける。
エンディングもすっきりしない終わり方で、DLCの追加ストーリーが出るまでソフトを売らせない気が満々である。
これなら、同じようなゲーム性のバイオハザード5の方が演出面も含めてまだ面白いと言えるだろうし、
その手のDVDを借りて見た方がよっぽど楽しめる。

海外ゲームは日本よりレベルが高いとか一部で言われているが、
Fallout3、オブリビオン、アンチャーテッド、Haloなど、どれも大した面白さはない。
いくらグラフィックレベルが上がり、映画のように豪華になろうと、ストーリーやゲームデザインがつまらない
のではどうしようもない。
昔に比べれば難易度も下がり、遊びやすくなった洋ゲーだが、いまだに日本で売れないのは、
単に洋ゲーアレルギーなだけではなく、ゲームそのものに魅力がないからなのである。

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