俺的糞ゲーその272『ドラキュラII 呪いの封印』

ドラキュラII 呪いの封印
ディスクシステムで出たこの２作目のドラキュラ、糞ゲーである。

このゲーム、不気味な世界観や鞭で戦うのは前作と同じなのだが、右に進んでボスと戦って次のステージへ、
というものではなく、ダンジョンを探してアイテムを集めるという作業的なものになっており、
しかも、普通に進むだけでは駄目で、町にあるやたら高いアイテムを買っておかないと進めなくなるなど、
とにかくヒントが少なすぎてわかりにくく、ハート集めの作業がうざい。

更に、画面が切り替わるたびにやたら待たされたり、頻繁に昼と夜が切り替わってその度にまた待たされたり、
ダンジョンにボスがいなかったり、町の住人が嘘情報を流したり、重要なヒントが壁の中に隠されていたり、
文字がカタカナで読みにくかったりと、糞要素のオンパレード。ラスボスの見た目もドラキュラっぽさがなく
どう見ても死神にしか見えないなど、あらゆる要素が意味不明である。
おそらく、リンクの冒険に影響されて作ったのだろうが、この糞っぷりはリンクの冒険以下であると言えるだろう。

とは言え、今作の育成や探索要素、渡し守や遺骸を集める部分などは月下の夜想曲に受け継がれて
面白くなっていることを考えると、今作の失敗は全くの無駄ではなかったと言える。
現在出ている他の多くの糞ゲーも、次回作では改善するなどして徐々に良くなっていけば、
いつかは面白いゲームに生まれ変わる日が来るかもしれない。