俺的糞ゲーその27『ICO』

ICO
和ゲーのくせに洋ゲーっぽい雰囲気のこのゲーム、糞ゲーである。

このゲーム、基本的なシステムはプリンスオブペルシャやアウターワールドと同じで、
無駄に細かいモーションの主人公を操作してくだらない仕掛けを解くだけで何とも面白味がない。
しかも、このゲームの場合は足手まといの少女を守りながら進めるため、余計に手間がかかる上、
戦闘も単調そのもので、棒きれで殴るだけというつまらなさ。しかも、戦闘をいくら積み重ねても
レベルもなくパワーアップもしない割には敵が無限に沸くので非常に鬱陶しい。
仕掛けも、スイッチを起動させたりロープを渡ったりと、どこかで見たようなものばかりで新しさがなく、
ストーリーもあるようでなく、ほとんど語られず、結局何が言いたいのかがさっぱりわからない。
はっきり言って、こんな内容では単なる劣化版プリンスオブペルシャと言うしかない。

そもそも、このゲームで一番評価されている部分は雰囲気と言われているが、
こんな説明不足で特徴も薄い空虚な雰囲気は全く良くもなく、これより良い雰囲気のゲームは山ほどあるわけであり、
雰囲気が良いからといってゲームが面白くなるわけでもない。
雰囲気や世界観だけを表現したいなら、ゲームである必要はなく、もしゲームにするならば、
生活シミュレーションやムービーゲーにすべきだろう。

いずにれにしろ、肝心のゲーム部分が全く面白くない今作。
同じスタッフが制作したワンダと巨像もよくわからない世界でひたすら巨像を倒すだけの糞ゲーであったが、
PS3で出るという新作、人喰いの大鷲トリコも間違いなく糞ゲーになることだろう。