俺的糞ゲーその259『ブルードラゴン』

ブルードラゴンプレイ動画
あの坂口がプロデュースしたこのゲーム、糞ゲーである。

このゲーム、キャラクターやモンスター、メカなどのデザインを鳥山明が手がけており、見た目は
さながら次世代のドラクエ、という感じで、植松による音楽はまあまあ良く、ボス戦の曲などはなかなか
格好いいものに仕上がっている。

しかし、戦闘は影で戦う、というシステムにしてしまったせいでいまいち攻撃の演出が面白くなく、
剣を買って装備する、という楽しさもなく、カテゴリーというFFのジョブのようなものがあるが、
見た目は変わらず、魔法は本を入手しないと覚えなかったり、マップ内にアイテムが隠されているが、
ほとんど10ゴールドだったりとふざけた作りで、
更に、フィールドは広すぎて移動が面倒で、ボス戦前にセーブポイントがない場合があったり、
リアルという必殺技の演出がやたら長かったりと、今まで色々なRPGの開発に参加してきたくせに
出来て当然のことが出来ていないのは余りにもひどい。

一応、ストーリーは少年達が悪と戦いながら成長していくという無難なもので、
色々な町を訪れたり、空飛ぶ乗り物に乗って世界を冒険できるなど、その辺はRPGらしい良い作りだが、
やはり影で戦うのではなく、剣と魔法で戦う王道な物語にして、FF5のジョブシステムを復活させるなど、
最新のグラフィックによる古き良きRPGを作って欲しかったところである。

その後、DSでプラスや異界の巨獣など、続編的なものが出たが、なぜかストラテジーになったり、
しょぼいアクションになったりと、余計にひどくなって消え去ったこのシリーズ。
今ではドラクエやFFも更にひどい出来になり、まだ今作の方がまし、という感じだが、
ここまで日本のRPGが落ちぶれてしまったのは非常に悲しいものがある。
JRPGの再興を掲げつつも別物の駄作を作り続けるイメージエポック。
古き良きRPGを目指しながら余計な要素を入れてくるブレイブリーデフォルト。
良くなりつつもいまいち良くならないテイルズ、女神転生、ペルソナ。
いずれも何をしたいのか良くわからないが、そろそろまともに遊べるまともなRPGをどこかに出して欲しいものである。
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