俺的糞ゲーその231『零~眞紅の蝶~』

零~眞紅の蝶~
PS2の零 紅い蝶をリメイクしたというこのゲーム、糞ゲーである。

このゲーム、まず移動速度が遅い。一応ダッシュがあるが、それでも遅く、それで屋敷内をうろつかされる
から非常にだるい。
また、アイテムを入手する時にいちいち手をゆっくりと伸ばして取る演出がうざく、たまに手が出てきて
捕まれる演出があるが、それだけであり、それのためにテンポを犠牲にするのは納得がいかないものがある。

そして、このゲームの戦闘はカメラで幽霊を撮影してダメージを与えて倒す、というものなのだが、
これが単調で全く面白くなく、視点も主観視点になってやりにくいだけで何のスリルも味わえないのが痛い。
他にも、お化け屋敷モードという遊園地のお化け屋敷のようなモードがあるが、リモコンの傾きで視点を操作する
という糞操作で、そのくせリモコンの振動でビビリ度を感知するため、何でもないところでビビリ度が
上がるというわけのわからないことになるのは、もはや何を考えているのかわからない。
しかもこのゲーム、ホラーゲームのくせに恐くないのが最悪で、いきなり驚かすような仕掛けも少なく、
単に屋敷内をうろついて幽霊をカメラで倒して鍵を取って進むという何ともつまらないゲームと化している。

そもそも、映画もそうだが、和風のホラーはいまいち恐さがない。
リングの貞子も、単なる髪の長い女であり、呪怨に至っては単なる白塗りの少年である。
こんな奴に追いかけられるなら、包丁を持った普通のおっさんに追いかけられる方がよっぽど恐いだろう。
また、呪い殺す、というリアル感がゼロな殺害方法は、見た目的にも気持ち悪さがなく、単に心不全と
変わらず、恐怖感が薄い。
ジェイソンやレザーフェイスなどの凶器を持った殺人鬼や、ジグソウのような殺人トラップ使いなど、
やはり、もう少し残忍性のある武器を持った悪役を使って、ホラーは盛り上げてもらいたいものである。
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