俺的糞ゲーその219『探偵 神宮寺三郎 新宿中央公園殺人事件&Innocent Black&~』

探偵 神宮寺三郎シリーズ
ファミコン時代から長く続くこのシリーズ、糞ゲーである。

このゲーム、探偵の神宮寺三郎が様々な事件を解決していくのだが、はっきり言ってどれもつまらない。
例えば、初代の新宿中央公園殺人事件ではホステスを殺した犯人を探し出すのだが、特に意外な犯人なども
なく、ひたすら色々な場所に行って聞き込みをして犯人を暴く、という現実の刑事がやりそうなつまらない作業の
繰り返しで、全く先が気になるような面白い展開がない。

また、開発がワークジャムに変わった8作目のInocent Blackでは、医師の娘の疾走から始まり、ヤクザが
絡む保険金詐欺事件へと発展するが、やはり面白い謎はなく、単に殺し屋が次々と殺していくだけで
犯人を暴く要素すらないというつまらなさで、DSのきえないこころでは20年前に自殺した妹の真相を究明する
という非常に地味な展開で、ひたすら学校の教室を一つずつ調べさせられたり、少し進む度に推理で今までの
出来事をいちいち確認させられたり、爆破事件を調査する赤い蝶では広いホテル内をだらだらと探索させられたり
など、事件がつまらない上にテンポも悪く非常にうざい。

しかもこのシリーズ、ストーリーだけでなくグラフィックも非常に地味で、主人公はともかく、
犯人の顔などは全く印象に残らない。特に、探偵の助手の御苑洋子に至っては、毎回毎回デザインが
変わりすぎてもはや誰だかわからない始末である。

それでも、いまだにそこそこの人気があるらしいこのシリーズ。
ジャズが流れる独特な雰囲気と、タバコが似合うダンディな主人公の姿に惹かれるものがあるのかもしれない。
次に出る3DSの復讐の輪舞では、遂に神宮寺がポリゴン化されるらしいが、そんなことはどうでもよく、
とにかくつまらないシナリオを何とかしろよ、と言いたい。
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