俺的糞ゲーその213『銃声とダイヤモンド』

銃声とダイヤモンド
交渉人となって犯人を逮捕するこのADV、糞ゲーである。

このゲーム、基本は文章を読むだけでサクサク進めるのだが、ストーリーは立てこもり強盗事件や拳銃密輸事件
などを解決するという平凡なもので特に面白くはなく、1話1話がやたら長い。
しかも、ストーリー中にやたら交渉パートが出現し、中身のないような会話を長々と繰り広げるのがうざい。
その上、交渉中は文章がスキップできず、選択肢などを間違えるとバッドエンドとなるため、正解になるまで
何度も繰り返しやらなければならない。
また、交渉相手はちょっとしたことですぐにキレるため、何回もやり直す内に、交渉なんてどうでもいいから
こんな奴早く狙撃しろよ、と言いたくなってくる。

交渉人 真下正義という映画では、見えない犯人との駆け引きが良く、緊迫感もあり面白かったが、
今作の場合は単にキレやすい犯人を説得するだけであり、駆け引きが薄く、つまらない。
街~運命の交差点~の爆弾事件の犯人のように、クイズを出して刑事を翻弄してくるなど、色々と謎解きなどが
あれば良かったのだが、これでは盛り上がりもなく、飽きる。
PSPでは他にも、アナタヲユルサナイ、遠隔操作、流行り神、TRICK×LOGIC、密室のサクリファイス、
たんていぶ、次の犠牲者をオシラセシマスなど、様々なADVが出たが、どれも残念な結果に終わっている。
主人公と犯人が頭脳戦で戦うデスノートや、ゲームの参加者達が互いに騙し合うライアーゲームのような、
そんな駆け引きの熱いストーリーが楽しめるADVが今後出てくることを期待したい。
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