俺的糞ゲーその204『ウィッシュルーム 天使の記憶&ラストウィンドウ 真夜中の約束』

ウィッシュルーム 天使の記憶
DSで出たこのアドベンチャーゲーム、糞ゲーである。

このゲーム、まずDS縦持ちでタッチペン操作という糞仕様のダブルコンボなのがうざい。
これだけで嫌になってくるが、更にキャラクターが手描き風で白黒という意味不明さ。
オシャレを気取っているのか知らないが、普通にカラーにすればいい話である。

そして、肝心の内容だが、とにかくひどいの一言。
ゲームを始めると主人公はまずホテルに止まるのだが、わざわざベルをタッチさせてマスターを呼び、
タッチで名前や住所をサインしてチェックインするという面倒くささ。
そんなどうでもいい部分をわざわざ操作させてどうするのか? まるでヘビーレインの元祖である。
また、ホテル内はわざわざタッチでゆっくりと移動しなければならず、ちょっと進むたびにいちいち
どうでもいい会話が発生し、しかもそれが長いという始末。
更に、調査システムも最悪で、見下ろし画面で移動し、何かを調べたい場合は虫眼鏡をタッチして
調査モードに切り替え、調べ終わったら再び見下ろし画面に戻すという余計な手間が発生し、非常にうざい。
他にも、自分のカバンを開けるのにわざわざ鍵をタッチで差し込んでひねったり、
クリップを針金にするためにタッチで少しずつ伸ばしたりと、余計なシーンのオンパレードで、
選択肢を間違えたりタッチ操作をミスっただけですぐにゲームオーバーになってリトライされたり、
ストーリーも、刑事を辞めたやつがホテル内を勝手に物色しながら聞き込みを続け、他人の秘密を暴いていく
というありえないものだったりと、とにかくあらゆる要素が糞である。

ラストウィンドウ 真夜中の約束
更に、今作にはラストウィンドウという続編も出たが、駄目システムはそのままに、ストーリーも相変わらず
非常ベルを自分で鳴らして慌てて止めたり、家賃を返すために貯金箱のビンを壊そうとしてハンマーを
借りに行ったり、人の部屋のパズルを倒して直したりと、主人公の馬鹿っぷりが寒いひどい内容なのは
進歩がなさすぎて非常に痛い。

これを開発したシングという会社は他にも玻璃ノ薔薇やアナザーコードなどの糞ADVを作っており、
どれも無駄な移動や操作でなかなか話が進まない点が共通している。
現在は倒産してなくなったようだが、ストーリー性のあるこの手のゲームで話がなかなか進まないというのは
最悪であり、余計なタッチ要素はなくして極力シンプルにすべきだっただろう。
最近はろくなADVが出ていないが、ストーリーも謎解きも面白いADVを早く出して欲しいものである。
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