俺的糞ゲーその193『リンダキューブアゲイン』

リンダキューブアゲイン
俺の屍を越えてゆけと同じく、桝田省治がシナリオやゲームデザインを手掛けたこのゲーム、糞ゲーである。

このゲーム、基本システムはドラクエと同じなのだが、様々な糞要素が詰まっている。
例えば、戦闘は普通のターン制コマンドだが、画面が４画面分もあるせいで適度に切り替えながら戦わなければ
ならず、雑魚の数がやたら多かったり、いきなり強い雑魚が出たりと、テンポもバランスも悪い。
また、ストーリーはサイコなキャラが多数登場し、グロい描写などもあり、そこはまー良いのだが、
ストーリーを進めるためのフラグがレベルを一定まで上げなければならなかったり、ゲーム上の季節が変わる
までひたすら日数を経過しなければならなかったりと、非常に面倒くさい。
しかも、ストーリーを進めるだけではちゃんとしたエンディングを見れず、シナリオごとに決まった数の
動物を捕獲しなければならないという最悪の糞仕様。
ひたすらレベルを上げて動物を捕獲し、フラグが立って留守番電話が鳴ったらやっとストーリーの先が見れる
というもはや労働をさせられているようなこの流れは、あまりにもひどい。

俺の屍を越えてゆけもそうだが、やたらシステムで縛って先に進めなくさせるこのやり方は何なのか？
解説書では、製作者自らひどいゲームバランスのゲームです、などと嬉しそうに語っているのが寒いが、
自分で自覚しながら直さないというのは非常に恐ろしいものがある。
現在は俺屍２を作っているらしいが、これも同じく最悪の自己満足ゲームになるに違いない。