俺的糞ゲーその189『ときめきメモリアル』

ときめきメモリアル
この恋愛シミュレーションゲーム、糞ゲーである。

このゲーム、高校３年間を通して彼女を作る、というコンセプトは良く、ヒロインキャラも色々なタイプが
揃っており、そこは良いのだが、肝心の恋愛をシミュレートする、という部分がいまいちである。
例えば、学校の帰りに彼女と一緒に下校したりすることがあるが、ほとんど会話はなく、
◯◯さんと楽しく下校した、の一文で終わるのはあまりにも簡素でひどい。
また、各イベントも坦々としていて、そのキャラの背景を語るようなものがなく、感動するイベントもなく、
３年間ひたすら勉強や運動をしてパラメータを上げる作業ゲームと化している。

そして、このゲーム最大の糞なシステムが、爆弾システムである。
このゲーム、一度出合ったヒロインの不満度が低くなると爆弾が現れ、爆発すると全てのヒロインの好感度が
下がるというとんでもないシステムが備わっている。
つまり、一度出会ってしまったヒロインは満遍なくデートをして好感度を上げなければならず、
一人のヒロインだけを攻略するのが非常に厳しい意味不明なシステムになっている。
これは、もはや一人の彼女を作る恋愛ゲームではない。モテモテキャラを作るハーレムゲームであると言える。

その後、このシリーズは似たような２を作り、３ではポリゴンの微妙なキャラグラフィックになって
一気に人気が下降し、ひっそりと出た４ではキャラが可愛くなく、むしろ恐いという謎のゲームと化している。
最近は、ラブプラスという一人のヒロインと恋愛生活を楽しむゲームが登場し、人気が出ているが、
ゲーム内容も含めて、これで完全にときメモの役割は終わったと言えるだろう。