俺的糞ゲーその182『地獄の軍団』

地獄の軍団
無数のゴブリンを指揮して戦うこのゲーム、糞ゲーである。

このゲーム、ピクミンのようにゴブリンを敵に投げて戦うのは良いのだが、ステージは同じようなものばかりで
敵も色違いばかりで単調ですぐに飽きる。
しかも、雑魚戦は簡単だがトラップがやたら多く、火が吹き出る床や電気の柵など、敵の攻撃以外で仲間が
死んでいくことが多い。それでも、仲間はすぐに主人公が触れれば復活するのでまだ良いのだが、
ボス戦の場合は急激に難しくなり、主人公が一瞬にして大ダメージを受けて死ぬ。
死んだらまたステージの最初からで、再び雑魚を倒してボスまで行くの繰り返し。
10面辺りまで行ったが、あまりの作業っぷりにやめてしまった。

そもそも、ピクミンの場合は戦闘だけでなく、フィールド内にあるアイテムを探して運ぶという要素があったが
今作にはなく、３種のピクミンを使い分ける要素も、今作では魔法使いはボタンを溜めて攻撃、槍使いは
一直線に進むだけなど、扱いにくい。

今作は、元任天堂スタッフが新会社を作って開発したらしいが、ピクミンの面白さには全く達していない。
メタル系の音楽や敵の頭が吹き飛ぶグロいシーンなどは任天堂では絶対に許可が下りないもので、
そこは任天堂を抜け出して作っただけのことはあるが、肝心のゲーム内容がこれでは単に劣化版ピクミン
としか言えない。
ロックマンの稲船や女神転生の岡田、バイオの三上、ソニックの中など、独立して新会社を立ち上げた者は
多いが、独立前の方が良いゲームを作っていたのを見ると、空しいものがある。