俺的糞ゲーその18『魔界村』

魔界村プレイ動画
難易度の高さで有名なこのゲームだが、糞ゲーと言われることは少ない。
しかし、紛れも無い糞ゲーである。

このゲーム、普通の横スクロールアクションシューティングなのだが、HPが2しかない。
2回当たっただけで即死である。しかし、それだけならマリオと同じで普通である。
問題はゲームバランスの酷さにある。

このゲーム、開始早々いきなりゾンビが地面から出てくる。
どこから出るかわからない敵など瞬時に対処できるわけがない。大抵はここでダメージを食らい、
すぐに死ぬだろう。そして、何度もやり直し、ようやく進むとレッドアリーマーが出てくる。
動きが読みにくい上に耐久力が4とバカ高い。空を飛んでいるので攻撃も当たらないため、
体当たりされて死ぬ。死にゲーである。
更に、武器アイテムもうざい。武器は色々あるが、ナイフ以外はほとんど使い道がなく、いらない武器だ。
かといって欲しい武器が出るわけではないので、壷は片っ端から壊すことになるが、いらない武器が
出現してしまったら取らないようにしなければならない上、誤ってたいまつなどを取ってしまったら
一気に難易度上昇で死にやすくなる。敵だけではなく、アイテムからも逃げなければならない
恐ろしいゲームである。

時代が時代であることと、アーケードということを考えても、これは難易度が高すぎる。
しかも、家庭用のファミコン版はナイフの連射が少なくなり、
更に難易度が上がっている。家庭用でこれはあんまりだろう。

カプコンはこの頃から、ゲームバランスというものがズレている会社であった。
同じく代表作であるロックマンも、家庭用でありながら難易度が高く、針での即死や落ち死にの
オンパレードである。それでもアトランチスの謎やスペランカーと同じ糞ゲー扱いにならなかったのは、
操作感や動きがよくできていたからであろう。

ロックマン10ではイージーモードを搭載するなど、昔と比べてかなり丸くなったが、
それでもモンスターハンターやバイオハザードのように難易度の高いゲームは引き続きリリースしている

カプコンは、今も昔も大して変わらないと言えるかもしれない。

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