俺的糞ゲーその173『セブンスドラゴン2020』

セブンスドラゴン2020
前作が凄まじい糞ゲーだったこのゲーム、残念ながら、今回も糞ゲーである。

前作は難易度がやたら高く、ダンジョン内を徘徊するボス級の敵、うざい毒の花やボス戦前にできないセーブ、
面倒な移動、などが問題だったが、何と今回、難易度が易しくなったカジュアルモードが搭載されている。
更に、うざかった毒の花は単なる飾りになり、ダンジョン内ではボス戦前にセーブが可能、キャラ絵も普通になり、
ようやくまともに遊べる出来になっている。

しかし、それだけなら良いのだが、変えなくて良い部分も変えてしまっており、４人パーティーだったものが
なぜか３人パーティーに減り、なぜか世界観が中世ファンタジーから現代の日本に、世界を冒険できていたもの
ができなくなり、単にダンジョンを選んで一つずつクリアしていく、という単調でつまらないものと化している。
せっかく、ゲームバランスが良くなったと思ったらこの変わり様、完全に続編の作り方を間違えている。

とはいえ、世界樹の迷宮、セブンスドラゴンと、やたら難易度の高いRPGを連発していた新納が、ここで遂に
そのスタンスを崩したのは良い傾向である。
以前にも書いたが、死んだキャラが生き返らないファイアーエムブレムが生き返るモードを搭載したり、
難易度の高いロックマンがイージーモードを搭載するなど、高難易度ゲームが徐々に万人向けになっていくのは
非常に良いことである。
この調子で、次の世界樹の迷宮はカジュアルモードを搭載し、デモンズソウルの続編はイージーモードを付ける
などして、全てのゲームが誰でも遊べるゲームになっていってもらいたいものである。