俺的糞ゲーその171『星のカービィ３』

星のカービィ３
スーファミ末期に出たこのカービィ、いつものカービィと思いきや、糞ゲーである。

カービィと言えば、多彩なコピー能力によるアクションの楽しさが特徴だが、このゲーム、何と８種類しかない。
その上、スーパーデラックスでは一つの能力の攻撃だけでもバリエーションがあり、動きも機敏であったが、
今作はバリエーションがなく、動きもトロいというひどさ。
一応、種類が減ったのは仲間キャラと合体すると技が変化するというシステムを取り入れたのが原因である
ことはわかるのだが、それも多少変化する程度でアクションとしての楽しさはなく、何より合体時は当たり判定が
でかくなるため、むしろ邪魔になって余計に遊びにくくなり、完全にいらない物と化している。

そして、それだけでも十分に糞なのだが、今作はとにかくステージがつまらない。
ステージというものは、単に敵や物体を配置するだけではなく、実際にプレイしながら面白い配置を探して
作るもののはずなのだが、このゲームの配置は敵を均等に配置したような適当なものばかりで全く面白くない。
おまけに、中ボス戦ではつまらないミニゲームが始まるという意味不明さ。
他にも、ステージの最後に謎のキャラが登場し、規定のアイテムを集めたり規定の仲間を連れてくると
リアクションを取るというどうでもいい要素など、一体何がしたいのかわからない。
もはやこれは、カービィではない。別の何かである。

カービィシリーズはその後、64で再びつまらないものを出した後は普通のカービィに戻り、
外伝以外はまあまあ安定したアクションゲームになっているため、まだ良いのだが、
マリオやゼルダは最近は正統進化なものが出ていないだけに、早く軌道修正をしてまともになってもらいたい
ものである。