俺的糞ゲーその170『DSiウェア』

DSiや3DSでダウンロードすることができるDSiウェア。いくつかプレイしてみたが、ろくなものはなかった。
ここでは、そんなDSiウェアの糞ゲーを紹介しよう。

ドラゴンクエストウォーズ
あのドラクエのモンスターをボード上に配置して将棋のように戦わせるこのゲーム、糞ゲーである。
このゲーム、まず操作がやりにくい。
操作はタッチペンオンリーで、モンスターを攻撃する場合、操作したいモンスターをタッチした後、
使いたい技をタッチし、そのままドラッグしながら攻撃したい場所を選ぶという面倒くささ。
しかも、一度選ぶとキャンセルができないため、間違ったらもうどうにもならないというひどさ。
また、行動を決定するとすぐには行動をせず、全員分の行動を決定してから1度に行動が実行されるため、
行動順がわかりにくく、インターフェースも、上画面にHPが表示されるために、このモンスターのHPが今いくつ
なのかが瞬時にわからず、非常にやりにくい。
モンスターの種類も少なく、攻撃の演出もしょぼい割にテンポも悪いなど、もはや面白さは皆無である。

HACOLIFE
紙をハサミで切って立方体を次々と作っていくというこのパズルゲーム、基本システム自体は悪くないものの、
制限時間がやたら短い。紙を見ただけで一瞬にしてどう切ればいいのかわかる奴ならともかく、なれない内は
じっくり考えるはずのこの手の問題で制限時間が短いというのは、あまりにもひどい。
また、操作がタッチペンのため、間違って違う場所に印を入れたり、なかなか紙を畳めないということが起こり、
これでまた時間を無駄にロスする。
更に、ファクトリーというモードでは、立方体を作った分だけ報酬が得られるのだが、途中で爆弾のようなもの
が上から次々降ってきて爆発する。爆発すると紙が消滅して報酬が減額される上に、爆弾が置かれた場所は紙を
畳めないという始末。せっかくのいいシステムも、これでは台無しである。

PiCOPiCT
このゲーム、上から降ってくるブロックに別のブロックを足して四角形を作って消すというクォースに似た
システムのパズルゲームなのだが、操作がタッチペンのため、置きたい場所の隣にブロックを置いてしまう
ミスが起きやすく、やりにくい。
その上、上から次々とブロックがほぼ同時に降ってくるなど、やたら忙しく、難易度が高い。
特に、オジャマピクトは動かせないため、上の方に配置されてしまったらほぼ詰みになるというひどさ。
音楽も、ファミコンミュージックが元になってはいるのだが、勝手にアレンジされて別物になっているため、
何の懐かしさも味わえない。ファミコンのドット絵をダシに使っただけの糞ゲーであると言えるだろう。

あそべる絵本マインドテン
このゲーム、まずタイトルがインチキである。あそべる絵本と書かれているが、実際には絵本のような絵物語は
なく、ちょっとした会話の後にボードゲームで遊ぶだけ。全く絵本ではない。
また、ゲームのルールは二つの自分の陣地に置かれたコインの差が大きいほど得点が高くなる、というものだが、
コインを置ける枚数はランダムで配置されたカードに左右されるため、運が悪くて負けることが多々ある。
そして、このゲームのキモはいかに自分の陣地が相手にバレないようにフェイクを入れながら隠し通すか
なのだが、相手がCPUの場合は思考がパターン化されていて単純で面白くない。
Wi-Fiプレイにも対応していないため、人間同士でプレイできる環境も少なく、もはや一人ではどうしようもない、
そんなゲームである。

昔のゲームは開発期間が短く、そんな中でボンバーマンやアイスクライマーなどの様々なアイデアのゲームが
生まれたわけだが、現代で同じことをやっても、ろくなゲームは生まれなかったようである。
DSiウェアに限らず、3DSでも、落ちる石を操作して障害物をさけるだけのひゅ~ストン、ブロックを引いて押して
進むだけの引ク押スなど、大した物は生まれていない。
やはり、様々なアイデアが出尽くした現代で、更に新しいものを作り出すのは難しいのであろう。
しかし、斬新なアイデアはなくても、面白いゲームはいくらでも作り出すことはできる。
新しいゲームが作れないのであれば、せめて昔のゲームのリメイクや、よりパワーアップした正統進化となる
ゲームを出して欲しいものである。
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