俺的糞ゲーその166『スーパーマリオ64』

スーパーマリオ64
あのマリオがはじめて3D化されたこのゲーム、糞ゲーである。

以前に、スーパーマリオの面白さはダッシュやボタン操作により高さを調整できるジャンプアクションや、
敵を踏んで倒す攻撃、キノコで巨大化してブロックを破壊する楽しさ、というようなことを書いたが、
このゲームにはそれらがない。
唯一、敵を踏んで倒すことはできるものの、距離感がつかみにくく、敵を連続で次々と踏んでいくような
スピード感もなく、以前のような気持ち良さはない。
ステージも、2Dマリオでは右に進むだけでテンポが良かったが、今作ではどこに進むのかわかりづらかったり、
ノコノコと競争させて再び同じステージをやらされたり、赤コインを集めさせられたり、坂を滑るだけの
ステージ、ペンギンの子供を親元に連れていくおつかいステージなど、もはや別ゲーと化している。

更に、たまに視点が見づらくなるが、カメラは特定の角度でしか動かせず、足場が狭く落ちやすく、
水中は操作がしづらい上に息継ぎが必要になるなど、あらゆる要素が遊びにくくなっている。
しかも、リメイクされたDS版ではヨッシーやワリオなどが使えるようになったが、アナログスティックがないために
余計にやりにくくなるという糞っぷり。

確かに、初めて作った3Dアクションゲームということを考えれば、良くできているとも言えるが、2Dマリオを3D化して
別ゲーにして欲しい、などと思ったことは全くないわけで、マリオ3やマリオワールドより面白くなければ、やはり失敗作
と呼ぶのが妥当だろう。

その後、3Dマリオはマリオサンシャインで水をかけて泥を落とす別ゲーになり、それはそれでポンプゲーとしては
それなりに遊べるのだが、マリオギャラクシー1,2ではリモコンで更に操作がやりにくくなり、ステージは
更に色々詰め込んでつまらなくなるなど、更なる糞ゲーと化している。
近々、3DSで出るスーパーマリオ3Dランドは、Bダッシュやキノコによる巨大化が復活して2Dマリオっぽくなり、
距離感も立体3D機能によってわかりやすくなるとは思うが、最近のマリオがひどい出来なだけに、面白いものに
なってくれることを祈るばかりである。
inserted by FC2 system