俺的糞ゲーその157『リンクの冒険』

リンクの冒険
ゼルダシリーズの２作目であるこのゲーム、糞ゲーである。

このゲーム、前作と違い横スクロールアクションになり、マップではドラクエのような見下ろしになるなど、
大幅にシステムが変更されて別ゲーになっているのだが、やたら難易度が高い。
敵は序盤から強く、最初の神殿でいきなり中ボス級の敵が何体も登場したり、フィールドでは頻繁に雑魚戦が
発生する上、ツボの中のハートでHP回復、のような要素がないため、すぐに死ぬ。
また、経験値を貯めるとレベルアップし、３種類の能力の内の一つを上げることができるのだが、
ゲームオーバーになると一番低いレベルのものに統一される、という嫌がらせシステムが発生する。
他にも、会話が全てカタカナで読みにくかったり、冒険をかなり進めてようやく増えるアクションが上突きと下突き
というしょぼいものだったり、ダンジョンのマップがやたら広く複雑だったりと、駄目な要素が多い。

今作が評判悪かったためか、その後のゼルダでは今作のようなジャンプアクションRPGのゼルダは一切出なく
なってしまったが、上記のような問題点を全て解決すれば面白いアクションRPGになるわけで、
全く出ないというのも、寂しいものがある。
以前に、3Dのゼルダはジャンプができず、違和感があると書いたが、今作のようにジャンプが自由にできたり、
上突きや下突きなど、よりアクション要素を高めれば、面白いアクションゲームになることだろう。
今後は、ゼルダの伝説シリーズは2Dの謎解きADV、リンクの冒険シリーズは3DのアクションRPGにするなど、
差別化して、より面白いゲームを出していってもらいたいものである。