俺的糞ゲーその156『ファイアーエムブレム トラキア776』

ファイアーエムブレム トラキア776
ファイアーエムブレムの中で最も糞なゲーム、それが今作である。

このゲーム、従来の武器防具破損システムや死んだら生き返らないシステムに加え、更にいらないシステムが
加わっている。それが、捕獲システムである。
このシステム、体格がでかいキャラは体格が小さいキャラを捕獲できるというもので、体格の小さい女や子供キャラなどは
一瞬で捕獲されてしまう。しかも、捕獲されたキャラはアイテムを奪われるという糞仕様。
もし、重要なアイテムを持っていて捕獲されたらもはやリセットは必至であり、死んだらリセット、捕獲されても
リセット、という地獄のやり直しゲームと化している。

更に、レベルアップ時のステータス上昇がランダムで、ほとんど数値が上がらない場合も頻繁に起こる。
ここでもまた、あまり上がらなかったらリセットである。
そして、最強のイライラ要素、それが、敵が傷薬を使って回復してくる、である。
ただでさえ敵の方が数が多く、増援がやたら多い不利な中、HPを回復してくるという最強のうざさ。
これで、前作でできた途中セーブもないのだからあまりにもひどい。

このゲームに関わったファイアーエムブレムの生みの親である加賀はこのゲームを最後に独立し、
ティアリングサーガやベルウィックサーガを作ったわけだが、
そのおかげでその後のファイアーエムブレムの難易度は再び下がり、最近ではカジュアルモードを搭載する
など、更に遊びやすく生まれ変わっている。
ゲームはチームで作るものだが、やはりトップの意見は強く、下っ端がいくら意見を言っても反映されることは
少ないのだろう。糞ゲーと心の中で思いつつ、毎日必死に深夜までゲームを開発する若手のスタッフがいると
すれば、それはとても可哀想なことであると言えるだろう。