俺的糞ゲーその155『トラスティベル~ショパンの夢~』

トラスティベル~ショパンの夢~
あのバテンカイトスのトライクレッシェンドが作ったこのRPG、糞ゲーである。

このゲーム、ファンタジーな町並みはよくできているのだが、戦闘やストーリーがひどい。
戦闘はシミュレーションRPGのようにキャラを動かして敵の近くに行って攻撃する必要があり、エンカウントする
たびにこの作業を繰り返さなければならない。しかも、戦闘が始まった直後は敵が画面外にいて見えないことも
多く、歩いて敵を探すといういらない要素が発生する。
更に、一人のキャラが行動できる時間は勝手に徐々に減るという意味不明さ。敵を探して近づくだけでもすでに
時間を半分以上消費するというひどさである。

そして、このゲーム最大の糞な点、それが、敵の攻撃時にタイミング良くボタンを押してガードしなければすぐに
死ぬという糞バランスである。マリオRPGもそうだったが、敵が攻撃するたびに毎回目押しをさせられるこのうざさ。
こんなタイミング重視の戦闘がRPGの戦闘と言えるのだろうか?
しかも、敵がやたら固いため、この目押し作業が何回も発生する。完全にいらないシステムであると言えるだろう。

また、このゲーム、ストーリーもひどい。
ショパンの夢の世界を冒険するというものだが、ショパンはほとんど関係なく、ショパンの音楽もほとんど使わ
れず、たまにショパンの歴史がストーリーと関係なく語られるというつまらなさ。
もはや何のためにショパンを使ったのかがわからない。
その上、終盤で突然、ショパンがこの世界は夢なのかそれとも現実なのか、などと言い出してストーリーを
ぶち壊す始末。ラストも意味不明に終わるなど、一体何をしたいのかわからない。
つまらないファンタジーRPGに途中からショパンを取り入れて無理矢理終わらせたようなゲーム、それがこの
ゲームである。

その後、トライクレッシェンドはWiiでフラジールという更につまらない糞ゲーを出し、現在は公式ページの更新が
停止中など、存続しているのかわからないが、糞ゲーは淘汰されるということを考えれば、
当然の結末と言えるだろう。
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