俺的糞ゲーその146『ドクターマリオ』

ドクターマリオ
医者になったマリオがウイルスを倒すこのパズルゲーム、糞ゲーである。

このゲーム、同じ色のカプセルを4つ並べて消す、というシンプルなシステムはよいのだが、
間違ったカプセルを置いてしまった後の対処法が非常にやりにくい。
例えば、青いウイルスの上に赤いカプセルを置いてしまった場合、その赤いカプセルを消すために更に赤いカプ
セルを3つも置かねばならない上、カプセルは二色で一つになっているため、赤いカプセルを消したとしてもその
隣にはいらないカプセルが3つ溜まる、ということになり、うざい事態になる。
しかも、そのいらないカプセルの下にまた別の色のウイルスがある場合も多く、プレイしていて非常に手間の
掛かる爽快感の少ない作業的パズルゲームとなっている。

これらの原因を引き起こしている原因は、当然、宙に浮いた無数のウイルスである。
他のパズルゲームであれば、大抵は最初は何もない状態から始まるが、このゲームの場合は最初からすでに
ウイルスによりスペースを半分ほど占有されているため、軽いピンチ状態になっている。
そして、ウイルスが宙に浮いているだけに横にブロックを置くことができず、横消しをすることが困難になっている。
最初からピンチ状態で、縦にカプセルを積み上げるとゲームオーバーでありながら、縦に並べて消さなければなら
ない落ち物パズルゲーム。非常に窮屈である。

しかもこのゲーム、ファミコンとゲームボーイで終わっていればいいものを、その後の色々なハードに度々リメイク
され、まるで名作中の名作パズルゲームかのように振る舞っている。
ファミコン時代ならともかく、今はぷよぷよやパズルボブルなど、もっと面白いパズルゲームが出ているわけで、
そんな中で何度もこのゲームをアピールされてもやる気はしない。

ぷよぷよ以降、いまいちパッとしたパズルゲームは出ていないが、パズルゲームは地味ながら爆発的な楽しさを
生み出すことができるだけに、ぷよぷよを超えるようなパズルゲームが今後出てくることを期待したい。
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