俺的糞ゲーその13『龍が如く1&2&3&4』

龍が如く1&2
龍が如く3
龍が如く4
ヤクザの世界を描いたこのアクションアドベンチャー、糞ゲーである。

このゲーム、基本はシェンムーと同じで、リアルな町を徘徊して目的地に着くとイベントが起こり、戦闘してイベントを
繰り返すというゲームで、それだけなら普通だが、このゲームの場合は町が広く、タクシーを使えるポイントも
限られているためにとにかく町の中をうろうろさせるという無駄な作りなため、非常におつかい感が強い。

また、町を歩いているとチンピラに絡まれて戦闘になるが、途中で逃げられないために非常に鬱陶しく、アクションは
敵を殴っても効果音が軽すぎて気持ち良さがなく、モーションもデビルメイクライやニンジャガイデンと比べても
いまいち不自然で、何とも爽快感がない。
一応、道に落ちている看板などを武器にすることもできるが、それでも殴っている感触が薄く、痛さをまるで感じない
というしょぼさで、これならよっぽどファミコンのくにおくんの方が爽快感は上だろう、と言いたくなる。
更に、ボスはやたらガードが固いために戦闘が長引くというダルさで、ヒートアクションという必殺技はQTEが毎回発生
したり、ロードもいちいち長く、3や4ではチェイスバトルというつまらない追いかけっこをやらされるという糞っぷり。
龍が如く1から見参、4とすでに5作も出しているくせにここまで進歩がないというのは余りにもひどいと言える。

他にも、麻雀やバッティングセンター、カラオケなど色々ミニゲームも用意されているが、一つ一つのクオリティーは
低く、キャバ嬢育成もポリゴンキャラの造形が魅力がないなど、何とも面白みがないこのシリーズ。
ヤクザが裏切る大人向けのストーリーだけはまあ悪くはなく、4では4人の主人公による色々な人生を体験できる
などそこは良いだけに、アクションやシステムがこんな出来ならもはやムービーだけの映像作品として出してくれた
方がまだ楽しめると言えるだろう。

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