俺的糞ゲーその110『ロストオデッセイ』

ロストオデッセイプレイ動画
ラストストーリーもつまらなかったが、それ以上にひどいのがこのゲームである。

このゲーム、まずキャラに魅力がない。
どのキャラも地味な顔で特徴がなく、主人公はほとんど感情がないため、イベントなども全く盛り上がらない。
しかも、声優に芸能人を起用したためか、会話が棒読みで寒い。
世界観も、街やダンジョンなど特に特徴がなく、ストーリーも地味で空気のようである。
更に、戦闘のバランスが悪く、ボスはやたらに強い上に、仲間は魔法使いばかりという意味不明な
バランスで、戦士キャラは攻撃ミスが多く、エンカウント時のロードもやたら長く、イライラする。
また、装備は武器とリングしかなく、攻撃時にタイミング良くボタンを押すいらない要素や、
覚えたいスキルを持っているキャラをパーティーに入れて戦う面倒なスキルリンクシステム、
失敗すると前に戻されるダンジョンのうざい仕掛け、つまらないミニゲームの数々など、
ユーザーをキレさせる要素が満載である。
唯一、作家の重松清が書いた小説はまあまあだったが、なぜRPGで小説を読まなければならないのかは
疑問である。

しかし、このゲーム、全体的な雰囲気はFF6に似た部分もある。
FF6にあった特徴的なキャラクターや演出、テンポの良い戦闘などを全て取り除けばこんなゲームになる
かもしれない。そう考えると、過去のFFも坂口が関わった部分はこの程度なのだろう。
よく、有名なクリエイターが独立して新会社で新作を発表したりするが、どれも昔よりつまらないのは、
本当は当人の才能は大したことはなく、他の多くのスタッフの功績であった、ということなのだろう。
○○の生みの親が放つ新機軸RPG、などの謳い文句に釣られないよう、ユーザーは注意していかなければ
ならない。
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