俺的糞ゲーその100『ドルアーガの塔』

ドルアーガの塔
ファミコン時代に人気を誇ったこのゲーム、糞ゲーである。

このゲーム、とにかくシステムがおかしい。
ゲームをスタートするとすぐに分かるのだが、移動速度がやたら遅い。
ステージ2で手に入るブーツを手に入れるとまともになるのだが、それまではこの遅さでプレイ
しなければならない。まるで最近のポケモンの序盤のようである。
また、このゲーム、攻撃方法もおかしい。何と、剣を前に突き立てて敵にぶつかるだけなのである。
まるで掃除機でゴミを吸い取るようなこの攻撃方法。意味がわからない。
しかも、主人公には体力があるのだが、それが表示されないため、ブルーナイト戦などでは、
自分がいつ死ぬのかもわからない。

そして、このゲーム最大のおかしいシステムが、ゲームを進めるための情報の提示不足である。
このゲームは、各階にある宝箱を取らなければ後々進めなくなったりするのだが、
その宝箱の出現方法がノーヒントである。敵を何匹倒す、という簡単な条件のものはまだしも、
ある場所を○回通過するだの、敵をある順番通りに倒せだの、答えを見なければわからないような
条件も数多くある。
更に、特定の敵を倒さなかったり等、間違った手順をするとかなり前のステージに戻されるという
恐ろしい要素も備わっているため、もはやゲーム単体では攻略不可能なレベルのゲームと化している。

ファミコン時代には、このような情報不足のゲームが多い。
あの初代ゼルダやワルキューレの冒険なども、何をしていいのかわからないゲームである。
最近のゲームは、チュートリアルがあったり、次の目的地を教えてくれたりと、わかりやすくなってはいるが、
その分、マップが広くなったりシステムが複雑になっていたりするため、逆に覚えなければならない情報が
多すぎてうざくなることも多い。
そもそも、シンプルでわかりやすいシステムであれば、それほど説明をしなくても自然とユーザーは理解し、
プレイすることができる。
説明が足りず、よくわからない昔の糞ゲー。そして、説明がやたら多く、それを全部理解しなければ進めなくなる
最近の糞ゲー。姿は変わりつつも、やはり糞ゲーは糞ゲーとして永遠に存在するものなのである。
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