俺的糞ゲーその1『北斗無双』

無双乱発で有名なコーエーが出したPS3&360用ゲーム、北斗無双。
このゲームもやはりコーエーらしい糞ゲーに仕上がっている。

何と言ってもこのゲーム、ムービーを見た時点で誰もが糞だと感じるほどひどい。
アクションゲームといえば当然、キャラの動きなどが重要だが、
このゲームのメインキャラクターであるケンシロウの動きは激しくもっさりである。
無数の敵を一人で次々と倒していくゲームでこのもっさりアクション。すでにこの時点でこのゲームは終了だ。
おそらく開発者は、一撃の重みを大事にしたんだろう。だが、そんなものはK-1のゲームでやればいいわけで、
無数の敵を倒す爽快感を味わうこのゲームには全く相応しくない。
そんなことすらわからないとは、もう末期である。
しかも、北斗無双インターナショナル版では、このもっさり感が若干直っていたりする。
ユーザーに言われてようやく直すというこの馬鹿らしさ。完全に終わっている。

更に、このゲーム、購入者によると、更に糞なシステムが判明する。
それがあのシェンムーで有名なQTEである。
ボス戦では、ボスにトドメを刺す際、コマンドを正確に打たなければ倒すことができない。
まだそれだけならば、ゴッド・オブ・ウォーのパクリということで許されたかもしれない。
しかし、このゲーム、QTEを失敗するとボスのHPが半分も回復するのだ。
せっかくHPを単調なアクションで苦労しても減らしても、最後のコマンド失敗でまたやり直し。
もう飽きれて物も言えなくなる。
他にも、DLCでは原作コスチュームをバカ高い値段で販売するなど、完全にユーザーをなめている。

では、開発者はなぜこのような糞システムを取り入れてしまったのかを考えてみよう。
これはおそらく、プレイ時間の引き延ばしだろう。
プレイヤーに簡単にクリアさせなければ、プレイ時間が引き延ばされ、
その分、中古に売るまでの時間が稼げる。
つまり、コーエーはゲームの面白さよりも、いかに売り上げを伸ばすか、そのことしか考えず、
ゲームを作っていると言えるだろう。

しかし、このようなことを続けていれば、当然ユーザーは離れていく。
現に、最近の無双シリーズは売り上げを大幅に下げている。
今回の北斗無双は、北斗の拳のゲーム、というだけで売れてしまったわけだが、
それでも北斗無双2が出れば売り上げは大幅に下がるだろう。

無双すら頼れず、キャラゲーにしか頼れなくなったコーエー。
完全に詰み状態である、と言えるだろう。

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