ゲームの中古販売がなくなればゲームの売上は下がる

PS4や次世代XBOXでは中古が動かなくなるという噂があるが、もしそれが本当に実装されたとしてゲームの売上は
伸びるのだろうか? はっきり言えば、売上は下がると言える。

例えば、PS3のゲームは大体7000円近くするが、発売して1、2週間以内に売れば5000円ほどで売ることができる。
つまり、ユーザーは実質2000円で新作ゲームが遊べるのである。
しかし、これが売却できないとなると、7000円丸々掛かるわけで、仮に月に2本のゲームを買うとするなら、
実質4000円で済んだものが14000円になる。そうなれば、1本はあきらめて買わないということに繋がりかねない。
また、よっぽど人気のあるシリーズのゲームならまだしも、糞ゲーを連発して人気が下がっているゲームや
完全新作ゲームなどは様子見するユーザーがますます増え、つまらなくても売ればいいから買う、という動機で
売れていたゲームは売れなくなり、評判が良くて面白くて長く遊べるゲームしか売れなくなる可能性が高い。

そもそも、中古をなくすということは中古でゲームをプレイしているユーザーを切り捨てるということでもあり、
ゲームが売却できないということは飽きたゲームを持ち続けなければいけないわけで、これはもはやユーザーに
対する嫌がらせ以外の何物でもないと言える。
ただでさえ人気シリーズが次々と消えつつあるゲーム市場。仮に中古販売がなくなればますます市場は衰退し、
ゲーム人口は更に縮小することになるだろう。

とは言え、仮にPS4や次世代XBOXが実装しても他のハードは中古が動くわけで、全ハードがそうならなければ、
自滅するだけで大した影響はないと言える。
グラフィックが更に進化し、開発費も値段も更に上がりそうなPS4と次世代XBOX。
それだけでもすでにやばく、その上で中古禁止にして更に首を絞めるとは思えないが、ゲームの売上を伸ばすなら
純粋にソフトの質を向上させ、ハードの規格を統一させることが一番の近道であると言えるだろう。
inserted by FC2 system