ゲームのコンセプトを否定してはいけないのか?

よく、ゲームの売りであるコンセプトを叩くと、「このゲームはそういうシステムのゲームだからそこを
否定するのは間違っている」という奴がいるが、はっきり言って意味不明である。
いくらそれがゲームの売りであろうと、それが糞であれば否定するのは当然であり、コンセプトは否定しては
いけない、などというよくわからないルールを押し付けられても困るというものである。

例えば、デモンズソウルは難易度が高いのが売りらしいが、難易度が高すぎて全然進めない奴にとっては
糞であり、世界樹の迷宮のマップ書き込みや俺の屍を越えてゆけの世代交代システム、ポケモンの複雑な
相性属性、モンハンのもっさりアクションや素材集めも、それらに楽しさが感じられないユーザーからすれば
糞であり、そこを否定するな、というのは完全に言論の封殺である。
また、ファイアーエムブレムは死んでも生き返らないのが売り?だったらしいが、最近では開発者自らが
死なないモードを用意しているわけで、いくらコンセプトだろうと、色々なユーザーのために
難易度選択や遊びやすいモードを用意するのは当然のことである。

逆に、DLCを全て買うと完全版になるVita版リッジレーサーや、アンリミテッドサガのすごろく風マップ、
聖剣伝説4のMONOシステム、QTEだらけのアスラズラースなどは擁護する奴が少ないが、
これらも紛れもないコンセプトであり、開発者にとって見れば売りである。
これらの糞コンセプトをなぜ叩いてはいけないのか?開発者が決めたルールをなぜ批判してはいけないのか?
これでは、もはやどのゲームも全て面白いと言え、と言っているようなものである。

ゲームに限らず、レビューというものは人それぞれであり、少なからず主観が入っているわけで、
全員が同じ評価になるはずもない。コンセプトだろうと何だろうと、賞賛もあれば批判もあるのは当然である。
「GRAVITY DAZEは重力アクションが面白いから名作」という意見なら分かるが、
「GRAVITY DAZEは重力アクションが売りだからそこを否定してはいけない」などという意味不明な論理は
到底通用しないのである。
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