多すぎる属性やわかりにくい状態異常はいらない

RPGには必ずと言っていいほど出てくる属性や状態異常。
攻撃のバリエーションを増やしたり、戦術の幅を広げる上である程度は必要だろうが、
多すぎるのは複雑でわかりにくくなるだけで、逆に邪魔になってくる。

例えば、ポケモンには17属性もあり、それぞれ○○は○○に強い、という相対関係があるため
覚えるのが非常に面倒で、水は火に強い、水は雷に弱い、といった現実に即したものならわかりやすいが、
岩や地面は水に弱い、エスパーは悪に弱いといった意味不明なものに至っては、非常にわかりにくい。

また、状態異常は毒、眠り、麻痺、混乱、石化、魔法封印といったものが多くのゲームで使われているが、
テイルズでは精神汚染や衰弱、最近のFFではウィークやダルなど、今までなかったようなものが多く、
非常にわかりにくい。

その上、状態異常は掛けられたら治すのが基本だが、万能薬のようなものが手に入る後半ならともかく、
中盤までは各状態異常に対応した治癒アイテムをストックしておかなければならないわけで、
種類が増えれば増えるほどアイテムも増え、その分お金も必要になるという面倒なことになる。

はっきり言えば、属性などは火と水と雷と土のような4種類程度でよく、種類がいくら多くなったところで
弱点属性の攻撃を当てる、という基本部分は変わらず、戦術の幅は広がらない。
また、状態異常も石化と麻痺のような効果がかぶっているものは1種類で良いわけで、
わかりにくく新しいものをわざわざ入れて種類を増やす必要もないだろう。

最近は、ステータスを上げるためにすごろくのようなものをやらされたり、素材アイテムのようなものが
やたら多くアイテム欄がごちゃごちゃしたりと、無駄に面倒でわかりにくくなっているRPG。
もう少し、わかりやすくシンプルに遊びやすくして欲しいものである。
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