消費者庁が遂にモバゲーやグリーが行っているコンプリートガチャを規制することになったわけだが、 はっきり言えば、コンプリートガチャだけでなく、ガチャそのものを禁止すべきである。 そもそも、ガシャポンや遊戯王カード、福袋などもそうだが、買わないと何が出るのかわからない、 というのが良くない。なぜ、欲しいものを手に入れるために欲しくないものを買わなければいけないのか? 非常に金の無駄である。 もしこれが缶ジュースであれば、飲みたいものが手に入らないという恐ろしいことになる。 服や食品などは普通に販売するが、フィギュアやカードはランダムで欲しいものを当てなければならないという この理不尽さ。不条理である。 また、これとは別だが、最近やたら増えて来たアイテム課金(有料ダウンロードコンテンツ)。 ゲーム内キャラのコスチュームやステージ、キャラ、アイテムを別売りするというこの商法。 基本無料のオンラインゲームならともかく、初期費用の掛かるパッケージゲームであれば、即禁止すべきである。 そもそも、コスチュームなどは、本来ゲーム本編に入れておくべきものであり、切り売りすべきものではなく、 ステージやキャラなども、そんなものを後から作るならきちんとした続編や完全版を出せば済む話である。 完全版商法もある意味、似たようなものとも言えるが、アイテム課金の場合はゲームの発売直後から始まる 最悪の切り売り商法なわけで、それと比べれば、遥かにましと言えるだろう。 ユーザーの金を無駄に使わせるガチャとアイテム課金。 本来ならば、国が規制を入れなくても大して売れずに終了すればいいのだが、ここまでひどくなれば、 当然規制は必要だろう。 どっちにしろ、モバゲーやグリーの課金ゲームはまもなくブームが終了して消えるだろうが、 任天堂までもが始めた有料ダウンロードコンテンツに関しては、早く法律のメスを入れて欲しいものである。 |