実在の事件と被った内容のゲームは自粛すべきなのか?

PS3で発売予定だった絶対絶命都市4がなぜか発売中止になったが、これに限らずゲーム内で扱う内容と
実在の事件が同じだからといって、果たして発売を自粛すべきなのだろうか?

当然だが、ゲームというものはあくまでフィクションである。実在の事件とは一切関係ない。
また、作品には表現の自由というものがある。
例えば、グランド・セフト・オートでは、殺人や銀行強盗などができるが、あくまでゲームの話であり、
犯罪を推奨しているわけでもない。
同じく、ファミコンウォーズは国と国が戦争をするゲームだが、別に戦争を賛美しているものでもない。

ゲームは、現実ではできないことができる、というのも魅力の一つである。
現実で、200キロのスピードで道路を暴走することはできないし、魔王を倒して世界を救うこともできない。
例え、津波やメルトダウンを扱ったからといって、ゲームはゲームであり、非難されるものでもない。

殺人事件が起きたから逆転裁判は発売中止、レース事故が起きたからリッジレーサーは発売延期、などと
いちいち自粛する必要は全くないし、絶対絶命都市は災害を起こすゲームではなく、災害から逃げる
ゲームであり、不謹慎な要素は何もない。
アイレムが何を考えて中止にしたのかわからないが、もし自粛しているとするならば、そんな必要はなく、
堂々と発売すべきである。
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