最近はオープンワールド系RPGと呼ばれるものが一部で持てはやされているが、 そこには広大なマップと無数のつまらないクエストがあるだけで、やっていることは しょぼいアクションRPGと変わらず、面白くはない。 「何をしても自由です」がセールスポイントのようだが、単に村人を殺したりアイテムを盗んだり、 クエストを選択できるだけで、そこに面白さの広がりはない。 例えば、最近プレイしたオブリビオンで言えば、メインとなるストーリーがあり、 その他に無数のサブストーリーがあるが、まずこのメインとなるストーリーがつまらない。 言われた通りにアイテムを集めたり敵を倒すのは他のRPGと同じだが、 マップがやたら広いため、歩いていくと時間が掛かり、面倒である。 結局、ワープをすることになるが、ドラクエで言えば、最初から全部の町にルーラで行ける状態であり、 ひたすらルーラを繰り返しておつかいを進めるようなもので、全く冒険感がない。 Fallout3に至っては、同じような廃墟をひたすらうろうろするだけであり、 綺麗な景色もなく、これはもはや拷問とさえ言っていい。 そして、オブリビオンのサブストーリーだが、結局は、ギルドに属して依頼をこなして地位を上げる、 というオンラインRPGによくあるもので、新しさも何もなく、オンラインに比べて一人でプレイするため、 余計につまらない。 オープンワールド系RPGというのは、結局の所、オンラインRPGをソロでプレイするようなものである。 広大なマップをひたすら進んでも、人との出会いはなく、常に孤独、時には頭の悪いAIの仲間を 引き連れ、ひたすらアイテムを集め、敵を単調なアクションで倒すの繰り返しである。 日本のRPGは、ドラクエやFFが代表するように、バトルの楽しさやイベントムービーの演出、 キャラクターの描写、ストーリーの楽しさに重みを置いて来た。 例え海外でオープンワールド系RPGがいくら売れようが、日本で売れない=プレイしたくないのは 当然の話である。 |