当然の話だが、全てのゲームは遊びやすくなるべきである。 糞ゲーの要因となる糞仕様とは、結局は遊びにくい仕様のことである。 召還獣の演出が長い上にカットできない、セーブポイントが少ない、 1度行った場所に瞬時に戻れない、回復ポイントがない、マップが見にくい、 やたら攻撃のミスが多い、武器防具が破損する、死んだキャラが生き返らない、など、 ユーザーのストレスとなりうる要素は排除すべきである。 当然、敵が眠り攻撃をしてきたり、時間制限で脱出させる、などの ゲームを盛り上げる適度なストレスは必要だが、単にゲームを窮屈にさせる要素は必要ない。 昔のゲームは、チェックポイントも少なく、コンティニューの回数も制限されるなど、 今から考えると非常に遊びにくいものばかりであった。 同じく、洋ゲーも昔は説明不足で、やたら即死だらけのものが多かったが、 今ではチュートリアルもしっかりし、難易度選択ができたり、チェックポイントも増えるなど、 大幅に遊びやすくなっている。 以前に、遊びやすくなると、特徴がなくなる、というような意見もあったが、そんなことは決してない。 遊びにくいシステムと、特徴的なシステムは全くの別物であり、 ゲームの特徴というものは世界観やストーリーやキャラでいくらでも出せる。 また、遊びやすくなることにより、難易度が下がるという意見もあるが、 単にボス戦の前にセーブができるかできないかの違いであり、ボスの強さは同じで、 本質的な難易度は変わらない。単にやり直しが楽になって緊張感が少し和らぐだけである。 最近のゲームは昔に比べれば遊びやすくなっているが、まだまだ遊びにくいゲームは多い。 バグチェックで不具合をチェックするように、糞仕様チェックで糞仕様を完全に排除すれば、 ゲームはより良作がうまれやすくなることだろう。 |