ゲームのグラフィックは重要ではない

一部のゲーマーはやたらグラフィックの細部を指摘するが、そんなものはどうでもいい話である。
例えば、ベヨネッタだが、360版に比べてPS3版は若干ぼやけていたり、影が汚かったりするが、
そんなものはプレイしていて特別気になるようなものではない。
2つの機種の画像をわざわざ比べてプレイするやつなどいないわけで、そんなものは全く重要ではない。

そもそも、PS3なのにPS2並のグラフィックだろうが、影が丸影だろうが、ゲームの面白さには全く無関係である。
例えば、マインクラフトはグラフィックのひどいゲームだが、海外ではかなり人気であり、
日本でも多くのユーザーがDSの汚いグラフィックのドラクエ9や、Wii以下のグラフィックのPSPでモンハンを
プレイしている。
あのメタルギアソリッドピースウォーカーも、メタルギアソリッド4と同程度の売れ行きであり、
多くのユーザーがグラフィックを気にしていないことがわかる。

要するに、極端に言えば、ロックマン10並のグラフィックでも内容が面白ければそれでいい。
むしろ、グラフィックに力を入れてゲーム内容が適当になったり、ロードが長くなったり、
無駄に開発期間が延びるならば、ファミコンレベルのグラフィックでいいということである。

スクエニ社長がFF7をリメイクしたらFF13の10倍かかる、などとほざいていたが、
それはFF13並のグラフィックとムービーをふんだんに使った場合の話である。
もちろん、綺麗なら綺麗に越したことはないが、開発に時間がかかるなら話は別である。
そもそも、FF7はPS1の時代に出たゲームであるわけで、ディシディアFFのグラフィックレベルで
リメイクすれば十分綺麗になる。
グラフィックにこだわるより、シナリオの補完やマテリア、ダンジョンの追加、
戦闘前のロード時間短縮などの、ゲームとしてのボリュームや遊びやすさの方が遥かに重要であると言える。

PS3や360のグラフィックは素晴らしいが、ゲームが面白くなるわけではない。
FF13のように、グラフィックの進化がゲーム性を狭めるならば本末転倒であり、それならばグラフィックを
スーパーファミコンレベルに戻して作った方が遥かにましなものができることだろう。
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