ボタン連打ゲームは人気がある

よく、ボタン連打ゲーはバカにされる傾向があるが、では人気がないのかというと
決してそんなことはない。ボタン連打ゲーは大人気なのである。

例えば、人気RPGのドラクエやポケモンもボタン連打ゲーである。
敵とエンカウントしたらひたすら攻撃の繰り返し。たまに回復が必要になったり、
ボス戦ではそれなりの試行錯誤が必要だが、基本的にはボタンの連打である。

そして、無双シリーズもボタン連打であり、デビルメイクライやゴッドオブォーなども同じである。
スパロボも、戦略ゲームにしては戦略はなく、移動と攻撃を繰り返すだけの連打ゲーだろう。
モンハンも、一人では上手い立ち回りが必要だが、4人なら連打ゲーと化す。
このように、人気ゲームは、ボタン連打のゲームが多い。

逆に、試行錯誤が必要なゲームの方が人気は低い。
リセット必須なファイアーエムブレムや、死ぬと全てを失うシレンシリーズ。
ボスクラスの敵がうろうろする世界樹の迷宮、一瞬のミスで死ぬデモンズソウル。
どれもコアなファンには人気であるが、それほど売れてはいない。

多くのユーザーは、ゲームにそれほど戦略や緊張感は求めていない。
何度もコンティニューを繰り返してじわじわ進むより、
適度な歯ごたえでサクサク進める方が爽快であり、面白いのである。

最近の洋ゲーは、その辺をようやく理解したのか、やたら難易度の低いものが多い。
ちょっと進んだらチェックポイントがあり、死んでもそこから復活できる。
ロックマン10も、落とし穴の少ないイージーモードをつけたり、
NEWマリオWiiも、死にすぎるとルイージが代わりにクリアしてくれたりと、
もはややりすぎ感があるが、それでも、より多くのユーザーを楽しませるには必要なことだろう。

逆に、ボタン連打ゲーであったFFが、FF13で難易度を高めて酷評されたのも、当然の話である。
inserted by FC2 system