ゲームのデータの数値などをいじり、アイテムの数やレベルなどを増減させるいわゆるズルプレイ。 オンラインゲームでは他者に迷惑も掛かり、規約でも禁止されているので悪と言えるが、 オフラインゲームで行うことは悪だろうか? 現在、PS3や360、Wii用チートツールは販売されていないが、PSPやDS用のものは販売されている。 つまり、法律的には合法と言えるだろう。 では、それを使用することは悪なのか? 答えは、合法である限り悪ではないと言えるだろう。 例えば、難易度の高いゲームがあったとして、本来なら何度も死んで攻略法を見つけるのが普通だろうが、 サクサク進めたいユーザーもいるだろう。 「ゲームで苦労はしたくないけど、最後までプレイしたい」 ユーザーとしては当然の主張である。 高い金を出して買ったゲームを全部楽しむこともできず、売ってしまうのではつまらない。 「ゲーム部分はどうでもいいがストーリーが気になる」 そういうユーザーだっているのである。 また、ゲームによっては難易度以外の多くの問題がある。 例えば、ポケモンだ。 このゲームでは、単体のソフトを買っただけでは全てのポケモンは集まらない。 違うバージョンを買ったユーザーと交換したり、前シリーズから連れてこなければならない。 更に、映画の前売り券を買わないと手に入らないものまである。 ここまで来ると、チートで限定ポケモンを入手することは、ユーザーとしては当然の行為だろう。 他にも、ゲームによってはやたらエンカウントが高かったり、移動速度が遅かったりなどの糞仕様がある。 この糞仕様をチートによって遊びやすく変更してプレイする。 つまり、開発者が作った欠陥品をユーザーが完全なものへと作り変えてプレイすることができる。 これにより、糞ゲーが良ゲーに生まれ変わることもあるだろう。 こう考えると、チートプレイは悪ではなく、善だと言える。 テイルズオブヴェスペリアでは、ナムコが公式にレベルを販売している。 テイルズオブグレイセスでも経験値2倍などを販売している。 360やWiiには公式チートツールがないため、このような商売がまかり通ってしまっているが、 逆に言えば、ゲームメーカーがそのようなプレイを公式に認めているということでもある。 現在、ゲームは子供のものだけではなく、大人の多くがプレイしている。 ゲームに時間の取れない社会人が、チートプレイで短時間でゲームを楽しむ。 ユーザーである限り、それは決して悪いことではなく、当然の権利であると言えるだろう。 |