よく、シューティングが売れない理由に、弾幕が凄くて初心者が入り込めないから、という奴がいるが、 それは全く違う。 それならば、弾幕をなくしたぬるぬるシューティングなら売れる、ということになる。そんなわけがない。 シューティングが売れない理由。それは世界観とボリュームである。 シューティングの多くを見ると戦闘機が戦艦や戦車を倒すものばかりだが、そんな世界観のゲームが万人に受ける わけもない。 あのファミコンウォーズですら売れていないのに、そんなものが売れる方がおかしい。 最近のケイブのゲームを見ると、それにようやく気づいたらしく、萌えを取り入れているゲームが増えて来た。 だが、完全に方向性を間違えていることはわかるだろう。 ミリタリーも萌えも、一部では人気だが、万人向けではない。 昔売れていたシューティングには、グラディウス、ツインビー、沙羅曼蛇などがあるが、 例え同じ戦闘機でも、こちらにはファンタジー要素がある。 ここが売れるシューティングと売れないシューティングの違いである。 更に、最近ではアーケードを移植しただけでは売れないという点がある。 マリオなどのアクションは全部で50ステージ以上あるのに、全部で6面ほどしかないシューティングゲームを 同じ値段で買うわけがない。 ステージの最後に必ずボスがいて、最初から最後まで連続してプレイする、というシューティングの基本部分を革新 しない限り、シューティングのボリュームを増やすことはできず、他のジャンルのゲームと対等に戦うことはできない。 世界観とボリューム。 この2つの問題をクリアした時、シューティングゲームは復活を遂げることだろう。 |