俺的微妙ゲーその96『スターソルジャー』

スターソルジャー
ハドソンが出したこのシューティング、微妙である。

このゲーム、これより以前に出たスターフォースを元にしたようなゲームで、空中と地上を撃ち分けることなく
次々と敵を破壊できるのは楽しく、特に武器を最大にパワーアップさせると音楽が変わり、全方向に撃ちこめるのは
非常に爽快感があり、ステージ内には特殊な敵が登場し、ラザロという敵は合体するまでに倒すとボーナスがもらえ
たり、デライラという敵は２体同時に倒すとボーナスがもらえるなど、テクニックによってボーナスを得られる作り
なのはなかなか良いシューティングに仕上がっている。

しかし、その場復帰がなく敵の動きが早いために難易度は高く、地形の裏側に入り込める要素は見にくいだけで
必要性が感じられず、ボスは２種類しかおらず、制限時間内にボスを倒せないとステージを半分ほど戻されるのは
非常にうざい。
なぜこんな仕様にしたのか知らないが、せめて時間内に倒せなかったらボーナスがもらえないなど、その程度に
すべきだっただろう。

その後、スーパースターソルジャーや、ファイナルソルジャーなど色々続編が出たが、壊せる地形が減って爽快感が
なくなったり、むしろおまけの２分間や５分間でスコアを競うモードの方が面白いという本末転倒な結果になって
消えたこのシリーズ。
最近はシューティングゲームそのものが人気がないが、ファミコン当時は高橋名人の16連射などで大ブームを巻き
起こしたわけで、例えどんなジャンルのゲームでもやりようによっては十分にブームを引き起こすことは可能である
と言えるだろう。