俺的微妙ゲーその95『がんばれゴエモン!からくり道中&がんばれゴエモン2』

がんばれゴエモン!からくり道中
まずは一作目だが、このゲーム、和風の世界観や、軽快な音楽、キセルや小判で戦うアクションなどは良く、
隠し階段を見つけてアイテムを見つけたり、お金を貯めて店でアイテムを買ったりする過程はなかなか面白い。
しかし、ボス戦がなく、ステージ内にある通行手形を3つ集めてゴールするというシステムのため、いまいち
作業的で、特に3D迷路は迷いやすく、ステージも後半は同じような地形が多く、エンディングを見るためには
何度も繰り返される13のステージをクリアしなければならないなど、いまいち遊びにくい。

がんばれゴエモン2
そして、エビス丸が初登場する2ではボス戦や2人同時プレイが加わり、長すぎたステージ数は減るなど、
より面白く遊びやすくなったが、やはり3D迷路や手形集めは作業的で、海のステージは小さな足場を渡って
いかなければならないなど難易度が高く、相変わらずパスワード機能もないなど、
まだまだ遊びにくさが残るこのゲーム。ファミコンとは言え、もう少し遊びやすくして欲しかったところである。

その後、スーパーファミコンで出た続編では手形集めなどがなくなり、町とステージが分かれてメリハリの
あるゲームに生まれ変わったが、なぜか段々とSF要素が濃くなり、3D化したり、ボス戦がミニゲームに
なったりと、変貌しすぎて消え去ったこのシリーズ。
結局、2の女だったエビス丸の謎は不明のまま終わったが、最後にこの初期の2作をリメイクするなどして、
ゴエモンシリーズを綺麗に終わらせて欲しいものである。
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