俺的微妙ゲーその89『デッドオアアライブ５＆アルティメット＆ラストラウンド』

DEAD OR ALIVE 5
ようやくPS3にも登場したこの格ゲー、微妙である。

このゲーム、今回はバーチャのキャラが３人参戦し、総合格闘技とテコンドーの新キャラ２人も加わり、より多彩で
バリエーションのあるバトルが楽しめる格ゲーになっているのだが、なぜかストーリーモードはキャラを選べず
各キャラを少しずつ操作するものになり、ムービーも無駄に長い上につまらなくなり、難易度はストーリーモード
のみ選べないという糞仕様で、前作のラスボスほどではないもののキャラによってはやたら強かったりと非常に
うざく、キャラクターは顔が長くなって大人っぽくなっており、あやねなどは特に老けすぎて可愛らしさが消え、
新キャラの二人は顔が平凡すぎて魅力が薄く声優が変わったキャラがいるなど、何とも余計な変更が多くいまいち
出来が悪い。

また、デッドオアアライブと言えばコスチュームだが、今回はセーラー服もメイド服も有料というひどさで、最初
から収録してあるものは探検家の服などいらないものばかりでやたら色違いが多いなど、売り方が糞すぎて非常に
うざい。
スピーディーなバトルは今までと同じで面白いだけに糞ゲーとは言わないが、この何とも微妙な出来は４と比べても
進歩が見られず、むしろ退化していると感じさせる。

最近では、ストリートファイターX鉄拳、ソウルキャリバーV、鉄拳タッグトーナメント２と色々出てはいるが、
売り上げは下がる一方の格闘ゲーム。肝心の中身もいまいちなだけにしょうがないが、いまだに中途半端で
ボリュームもないストーリーモードや、ぼったくりDLC販売を続けているのも問題だろう。
果たして格闘ゲームの人気は再燃しないのか？　期待せずに、見守っていきたい。

DEAD OR ALIVE 5 Ultimate
その後、キャラが５人追加された完全版が出たが、相変わらずDOA4以前のようなストーリーモードはなく、
新キャラのストーリーもなくアーケードモードは試合本数を変えられず、パッケージ版でもほとんどのコスチューム
は有料で、新キャラのコスチュームはやたら少なかったりと、ひどい作りの今作。
基本無料版は１キャラ400円でコスチューム１着200円と鉄拳レボリューションに比べれば大分ましだが、全キャラを
バラで買ったとすると10000円になるわけで、そう考えるとまだまだ高いと言える。

今後もキャラは追加されるのだろうが、バーチャキャラはまだ４人と中途半端なだけに、他のキャラも追加して、
ボンジャックの主人公やソロモンの鍵のダーナや影牢の主人公も追加するなどして、シリーズを終了させて欲しい
ものである。

DEAD OR ALIVE 5 Last Round
更にその後、キャラが４人追加された最終完全版が出たが、少女キャラのマリー・ローズはまあ良いがフェーズ４は
単なるかすみのコンパチで、女天狗は２の天狗の見た目を変えただけで技の新鮮味はなく、ほのかは他のキャラの
モーションを組み合わせただけだったりと、手抜きがひどすぎる今作。
PS4版は肌の質感をよりリアルにするやわらかエンジンにこだわったらしいが、ストーリーや技はなぜ手抜きなのか？
売れなすぎて開発費がないのか？
よくわからないが、結局ろくな追加要素もなく終わったこのシリーズ。
DOA２が出た時はバーチャ、鉄拳に続く凄い3D格ゲーが出たと思ったものだが、ここまでいまいちなゲームになって
しまったのは非常に残念である。
※その後、戦国無双から井伊直虎、ＳＮＫから不知火舞が参戦