俺的微妙ゲーその86『レッキングクルー』

レッキングクルー
マリオがビルを解体するこのパズルアクション、微妙である。

このゲーム、ステージ内にある壁を全て破壊すればクリアというもので、単純ながらハンマーで壁を
一つずつ壊していく過程や、爆弾を使って一気に破壊するのは楽しいものがある。
また、爆風を使って敵から逃げたり、敵をドアで反対側へ導いたりと、パズルアクションらしい頭脳プレイが
楽しめるものになっている。

ただ、ギミックは余り多くなく、ステージはあらかじめ攻略を知っていないと詰むようなものも多く、
特にブラッキーという敵は勝手にハシゴを壊したりプレイヤーを下に突き落としてクリア不能にさせたりと、
なかなか難易度も高く、パズルアクションとは言え、ジャンプや直接攻撃ができないのはやはり窮屈で
もどかしい部分であると言える。

その後、スーパーファミコンでレッキングクルー'98というものが出たが、
なぜか対戦パズルゲームになっており、なかなか勝負が付かないつまらない別ゲーと化しているのは
非常にもったいない。
アクションやギミックなどを増やせばかなり面白くなりそうな今作。ニンテンドーランドのようなつまらなそうな
ものを作る余裕があるなら、早くファミコン初期のゲームのリメイク集を出して欲しいものである。