俺的微妙ゲーその85『鉄拳タッグトーナメント２』

鉄拳タッグトーナメント２
鉄拳の歴代のキャラが終結するこのゲーム、微妙である。

このゲーム、鉄拳の集大成的ゲームになっており、長らく登場していなかった州光やミシェールやロウの息子などが
使えるようになっている。
特に、州光は元は吉光のコンパチキャラだったが、専用の技が多数追加され、忍法を使える面白いキャラに
生まれ変わっている。
また、今回はタッグのため、二人のキャラを自由に切り替えることができ、コンボを繋げたり、協力投げが
できるなど、更に攻撃の楽しさが広がっている。

しかし、これは鉄拳６からだが、バウンドコンボという相手を地面に叩きつけて更にコンボを繋げられる
要素があり、これを組み合わせるとやたら一方的な長いコンボになるのがうざい。
やはり、空中コンボはあくまで地面に落ちるまでにして欲しいところだろう。
また、今回はラスボスが極悪で、ダウンすると地面から手が生えてきて再び打ち上げられて更にコンボを
叩き込まれたり、HPがごっそり減る防御不能技を使うなど、難易度が高い。
せっかく一人ひとりにエンディングムービーが用意されているのだが、これではいまいち気軽に見ることができない。
※その後、ラスボスはパッチで弱体化された
他にも、コンボットというロボットを操作して技を習得するモードがあるが、地面にある爆弾をよけながら
戦ったり、上中下の技を決められた通りに行うなど、作業的でいまいち面白くない。
これなら、まだタッグ１にあった鉄拳ボウリングのようなミニゲームの方が良かっただろう。

バーチャファイターに比べるとキャラが豊富で技数も多い鉄拳シリーズ。
反面、ダウン中にも下段攻撃が当たるため、メリハリが付きにくく、特に最近はコンボが長すぎる傾向に
あるのが残念だが、次回作ではもう一度システムを練り直し、遊びやすく面白い格闘ゲームに生まれ変わって
欲しいものである。