俺的微妙ゲーその77『ドンキーコング(ゲームボーイ版)』

ドンキーコング(ゲームボーイ版)
ゲームボーイで出たこのゲーム、微妙である。

このゲーム、初代ドンキーコングのリメイクのようなゲームで、アクションは新たに逆立ちやバク宙ができるなど、
アクション要素が高まっている。
また、最初の４ステージが終わるとマリオUSAのような鍵を運んでドアへ向かうパズルアクションになり、
敵をつかんで投げたり、鉄棒で回転したりと、様々なギミックが面白いゲームとなっている。

しかし、最初の方は良いのだが、段々とパズルが複雑で難しくなり、１ステージが長くなるため、一撃死による
やり直しが非常に厳しくなってくる。
また、セーブは４面ごとにしかできず、ジャンプ中にハシゴを上れなかったり、少し高めの段差から落ちると
勝手に前転するなど、やりにくい要素も多く、全100ステージもあるが、30ステージもやれば、もはやお腹いっぱいで
飽きてくる。
そもそも、初代ドンキーコングはパズル要素はなかったわけで、もう少しアクションだけのステージを増やした方が
良かっただろう。

その後、アドバンスでマリオvs.ドンキーコングが登場し、これまたパズル要素が多いが、今作に比べれば遊びやすく、
ミニマリオを誘導する新ステージなど、まあまあ面白いゲームになっていると言えるが、
最近はDSでタッチペンの完全パズルゲームになり、もはやアクション要素が皆無になってしまったこのシリーズ。
スーパーマリオとはまた別の面白さのあるゲームなだけに、またアクション系の新作を作って欲しいものである。