俺的微妙ゲーその70『アークザラッド1&2』

アークザラッド
アークザラッドII
PS初期に出たこのRPG、微妙である。

このゲーム、戦闘がシミュレーションRPG風なのだが、キャラを選んで移動する場所を選んで攻撃を選んで
敵を選ぶ、という操作ではなく、十字キーで直接移動、ボタンで直接攻撃、というアクションのような操作に
なっているため、テンポが良く、掛け声と共にキャラが連続技を繰り出す演出は非常に楽しいものがある。
また、個性的な仲間が次々と仲間になっていく展開は面白く、美しいドット絵、T-SQUAREによる壮大な音楽
など、大作RPGとしてプレイステーションを代表する良いゲームになっていると言える。

しかし、1では武器防具がなく、ストーリーも途中で終わるという中途半端さでボリュームが薄く、
2ではそれらは改善されたものの、ダンジョンが長くなり、セーブがなかなかできなかったり、
戦闘が頻繁に発生したりと若干テンポが悪く、キャラが多い割には5人しか出撃できず、

いまいち影の薄いキャラが出たりと、1に比べて詰め込みすぎた感がある。

その後、3ではひたすらギルドの仕事をする盛り上がりのないものになり、グラフィックも劣化、
PS2の精霊の黄昏ではポリゴンになってキャラが気持ち悪くなり、マップを移動するだけで戦闘が発生したり、
戦闘の動きがもっさりになるなどテンポがかなり悪く、ジェネレーションではなぜか戦闘がしょぼいアクションに
なるなど、完全に別ゲーの糞ゲーと化している。

SCEが開発していたわけではないが、PS時代はアークザラッド、ポポロクロイス、パラッパラッパー、
クラッシュバンディクー、どこでもいっしょなど、そこそこ面白いゲームを多くリリースしていたSCE。
CMもセンスが良く、いまいちだった64と比べると圧倒的に勢いがあったが、その後はもはや何がしたいのか
わからない糞ゲーメーカーと化しており、かつてのブランドはPS2時代にことごとく崩壊している。
それでもPS2やPS3、PSPには多くのゲームが集まり、それなりにシェアを確保しているわけで、
サードの頑張りによってはVitaも十分に売れる可能性を秘めている。
果たしてVitaでPS1やPS2はいつできるようになるのか? ボタン操作はできるようになるのか?
ゲーム天国やあの寒いPV は何だったのか? SCEを小一時間問い詰めたいものである。
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