俺的微妙ゲーその69『デビルメイクライ』
Devil May Cryプレイ動画
悪魔を狩る男、ダンテが戦うこのアクションゲーム、微妙である。
このゲーム、剣と銃の2種類の攻撃を使ったアクションはなかなか面白く、敵を剣で打ち上げてから
2丁拳銃で打ち抜くアクションなどは爽快感もあり、見た目にも格好良いものがある。
また、難易度は高めだが、オーブで回復アイテムや敵にダメージを与えるアイテムを買うことができたり、
徐々に新しい技や武器が増えていくのも、楽しい部分であると言える。
しかし、バイオハザードを元にしてしまったためかカメラワークが悪く、固定なのはいいとしても視点が
コロコロ変わるため、行きたい方向に上手く進めなかったり、今どの方向から来たのかがわかりにくくなる
のは非常に遊びにくい。
また、キーアイテムを探して扉などに使って進むという同じ場所をうろうろさせるような余計な探索要素や、
敵を全部倒さないと進めないトラップなどは、プレイ時間を無駄に引き伸ばすだけで面白くなく、
ミッション中にセーブができなかったり、銃の切り替えが一瞬でできなかったり、なぜか水中は主観視点で
やりにくかったり、移動速度が遅いといったできて当然のことができていないのは問題であると言える。
その後、2では主人公がなぜか二人になったが、そのせいかダンテの動きが遅くなり、面構成も敵のデザインも
ひどくなるなど大幅な劣化を遂げ、3では武器が多彩になって面白くなったが、4ではまた主人公が
二人になって同じようなステージを2回やらされるうざい構成になり、すごろくなどのいらない仕掛けが満載
になるなど、再び糞ゲーへと回帰しているのが痛い。
来年に出る新作のDmc Devil May Cryも、アクション部分は良さそうだが、なぜか主人公の顔が激変しており、
早くも何がしたいのかわからない謎のゲームと化している。
稲船によれば、「カプコンはチャレンジをやめません。決して楽な道ではないことは分かっています。
続編だからといってそのまま作るのではなく,新しく生まれ変わるようなゲーム作り,ゲームとは思えない
ゲーム作りなどに,チャレンジしていきます。」などと語ったそうだが、そのくせ、自分はカプコンを
退社するといういい加減さ。勝手なことをやっておいて途中で抜けるというのは最悪である。
稲船に限らず、「チャレンジチャレンジ」と言って自己満足の意味不明なゲームを作るクリエイター達。
チャレンジして成功したならいいが、失敗した奴が偉そうに言うのはやめて欲しいものである。