俺的微妙ゲーその62『ファイナルファンタジーII』

ファイナルファンタジーIIプレイ動画
FFの２作目であるこのゲーム、微妙である。

このゲーム、前作のようなレベルがなく、ロマサガのような熟練度システムになったのだが、とにかく
ひたすら戦闘を繰り返さないと強くならないのがうざい。しかも、命懸けで手に入れた最強魔法のアルテマも、
初期状態では全く役に立たないという虚しさ。状態異常を治す魔法も、レベルが低い内は治せないものが
あったりと、とにかく熟練度を上げるために仲間同士で攻撃し合ってHPを上げたり、攻撃してキャンセル
すると一回攻撃したことになるバグ技を使わないと育成が厳しい非常に面倒なゲームとなっている。

また、難易度も高く、いきなり強すぎる雑魚が出たり、状態異常をしてくる敵も多く、なかなか強くならない
熟練度と合わせて非常にゲームバランスが悪い。
他にも、ワードメモリーシステムという言葉を覚えてそれを使って会話する面倒なシステムがあったりなど、
新システムが面白さに繋がっていないのは最近のFFに通じるものがある。
しかし、４人目の仲間が入れ替わり、出会いと別れを繰り返すドラマチックな展開は良く、様々な街や
ダンジョンを冒険して飛空艇で世界を飛び回る冒険感のある流れは楽しく、ゲームバランスが悪いとは言え、
最近のFFに比べればまだまだ遊べる出来であると言える。

その後、FF3では普通のレベル制に戻り、いつでも変更できる多彩なジョブシステムなど、新システムも
面白い良ゲーになり、人気も急上昇して一躍国民的人気RPGとなったこのシリーズ。
人気を維持するのは難しいとは言え、あまりにもひどい最近のFFを見ると、当時のスタッフも歯痒く思って
いるに違いない。