俺的微妙ゲーその56『デビルサマナー ソウルハッカーズ』

デビルサマナーシリーズの２作目であるこのゲーム、微妙である。

このゲーム、前作に比べて難易度が若干易しくなり、あるアイテムを手に入れると常にマップを表示できる
ようになったり、どこでもセーブができるようになるなど、大分遊びやすくなっている。
また、悪魔合体もどこでもできるようになり、種類も増えてより楽しくなり、
当時としては珍しいバーチャルな街を探索したり、スプーキーズというハッカーグループが不気味な事件に
巻き込まれる独特なストーリーは、なかなか面白いものになっている。

しかし、やはり難易度はまだ高く、特にダンジョンは複雑で、１人称視点ということもあり、迷いやすい。
また、戦闘中のメッセージが英語でわかりにくかったり、カタログから悪魔を召喚できる機能がなかったりと、
まだまだ遊びにくい面も多い。
それでも、やたら敷居の高かった女神転生系のゲームの中では、グラフィック、ストーリー、
システム、バランスなど、良くできている方だと言えるだろう。

その後、３作目のライドウ対超力兵団やライドウ対アバドン王ではなぜか戦闘がアクションになり、
おつかいも多く、特定の仲魔がいないと進めない面倒な別ゲーへと変貌しており、
最近はペルソナ系ばかりでいまいち今作を引き継いだような新作が出ていない。
８月にはなぜか3DS版が出るらしいが、そろそろ正統進化な新作を出して欲しいものである。