俺的微妙ゲーその52『高橋名人の冒険島&リメイク版&ワンダーボーイ』

あのハドソンの高橋名人が主人公になったこのアクション、微妙である。

高橋名人の冒険島プレイ動画
ワンダーボーイプレイ動画
このゲーム、元はワンダーボーイという別ゲーのキャラを差し替えたゲームで、斧を投げて次々と敵を倒しながら
テンポ良く足場を乗り継いで進むゲーム進行はマリオとはまた違ったスピード感のある楽しさが味わえるのだが、
一撃死で常にフルーツを取っていかないとゲージがなくなって死ぬというシステムのせいで難易度が高く、敵に1回だけ
当たっても死なないスケボーというアイテムがあるが取ると勝手に進んでしまうために足場の小さいステージなどでは
余計に難しくなる始末で、ナスビというアイテムは取るとゲージの減る速度が上がるなどうざく、元のワンダーボーイは
少年が斧を投げて戦うゲームでナスビはこちらでは死神でタマゴの見た目が違うのは良いがBGMは高橋名人の方が良く
やはり一撃死で遊びにくいなど、何ともいまいちなアクションに仕上がっている。

ハドソンセレクションVol.4 高橋名人の冒険島プレイ動画
また、PS2などで出たリメイク版では難易度が選択可能でイージーならHP制になったのは良いのだが、ほぼ2発で
死ぬため大して変わらず落下死も多く相変わらずナスビがあったり、セーブ機能が付いたがワールドごとにしかできず
背景はゴチャゴチャして見にくくなるなど、相変わらず遊びにくい作りなのはいまいち進歩が見られない。
本家のワンダーボーイよりは音楽が良く、比較的難易度の低い中盤ぐらいまでならまあまあ面白いが、せめてHP制で
5発ぐらい当たっても大丈夫にしたりスケボーは自動では進まず落下死も減らすなど、もう少し遊びやすいバランスに
して欲しいところだろう。

その後、2や3では恐竜が登場し難易度が下がったものの相変わらず一撃死でステージは単調すぎてよりつまらなく
なる始末で、4ではマップを行き来して武器を集めて進む別ゲーと化すなど、進歩が見られないこのシリーズ。
高橋名人が退社しハドソンも吸収された今、もはや続編が作られることはないだろうが、結局最後に出たWiiウェア版も
同じような出来なのを見ると、このまま終了させるのが一番だと言えるだろう。
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