俺的微妙ゲーその47『ストリートファイターＸ鉄拳』

ストリートファイターＸ鉄拳
２大格闘ゲームのキャラが戦うこの格ゲー、微妙である。

このゲーム、基本はスパ４と同じく、６ボタンによる多彩な攻撃、リアルな技の演出など、非常に良くできている。
また、今回はタッグのため、攻撃中にキャラを交代させたり、タッグ必殺技が加わったりと、遊びの幅も
広がり、スパ４に比べてコンボゲーの要素が高まっているが、これはこれで楽しいと言える。
しかし、ジェムを装備してステータスを上げるという格闘ゲームとしては余計な要素があり、中には、
攻撃力や防御力を30%も上げたり、スピードを20%も上げたり、コマンド入力が簡単になるが攻撃力が下がるという
意味不明なものがあるなど、格闘ゲームに必要なのか？と思わせるシステムが加わっている。

そして、今回38人(＋トロ、クロ、スコール)のキャラが使えるのだが、パックマンとメガマンはDLCの配信が
来るまで使えず、VITA版で追加される12キャラもすでに完成してデータとして入っているくせに使えないという
ひどさ。どうやら2000円程度で配信するらしいが、すでにできているものを切り売りするとは最悪である。
他にも、オンラインでは音飛びが激しく、ロードがやたら長いなど、100%再現できるようなバグを放置して発売する
など、何を考えているのかわからない。

360のアイドルマスターの時代から随分経つが、DLC商法はバンナムだけでなくコーエー、スクエニ、カプコンと
各社に広がり、しかも最初に未完成品を売ってDLCで完成品になるなど、ますますひどくなる始末。
任天堂も遂に3DSでファイアーエムブレムのDLCを配信するらしいが、いくらユーザーに嫌われてもこの流れは
止められそうになく、今後もますますひどくなる一方であると言える。