俺的微妙ゲーその38『ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし』

ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし
アドバンスで出たこのゼルダ、微妙である。

このゲーム、やはり2Dゼルダなだけに謎を解いて進むダンジョンは面白く、特に今回初登場した魔法のつぼで
敵の装甲や蜘蛛の巣をはぎとったり、パッチの杖で物体をひっくり返すギミックなどはなかなか良いアイデア
であると言える。
また、アドバンスになったことでグラフィックがパワーアップし、リンクが掛け声を発するようになり、
ローリングによって敵の攻撃を回避できるアクションが追加されたのも良く、
ゲームバランスもアクション、謎解き共にほど良い難易度で、よくまとまっていると言える。

と、ここまでは良いのだが、やはりゼルダシリーズにありがちなおつかい要素があり、
ストーリーの中盤辺りでは３冊の本を集める、という面倒な強制ミッションが発生する。
また、今作はリンクが小さくなれる要素があるのだが、これが単に小さくなるだけで面白くなく、
やたら集まるいらない幸せのカケラなど、蛇足も多い。

風のタクトではトライフォース集め、トワイライトプリンセスでは光の雫＆天空文字集め、
スカイウォードソードでは光の雫＆オトダマ集めと、やたら何かを集めさせられるこのシリーズ。
ハートのカケラのように、集めるのが自由なものならともかく、強制で集めさせるのは、そろそろやめて
欲しいものである。