俺的微妙ゲーその363『鉄拳７』

ようやくPS4に移植されたこの鉄拳、微妙である。

鉄拳７PV
このゲーム、今回は超必殺技が使えるようになり三島平八の妻の一美が登場しスト２から豪鬼が特別参戦したのだが、
効果音はまあ良く豪鬼はストリートファイターと同じように使えるのは良いものの新キャラはサングラスを掛けた
サバットのカタリーナ、エクソシストのクラウディオ、サイボーグのようなギガース、中東系のシャヒーン、エスクリマ
というフィリピンの格闘技を使うジョシー、レイヴンの女版のような忍者のマスターレイヴン、ダンスで戦うラッキー
クロエなどがいるがクロエはまあましなものの他はどれも技やデザインが地味で特徴が薄く面白味がなく、お馴染みの
吉光は今回はタコのようなデザインでいまいちで既存キャラも特に面白い新技はなく相変わらず投げコンボはタイミングが
難しくコマンドが複雑だったり超必殺技の演出も地味でロードも長いなど、何ともいまいちな格ゲーに仕上がっている。

また、PS4版ではクマやエディ・ゴルド、リー・チャオランなどが復活し鉄拳レボリューションでなかなか使えなかった
エリザが初回特典で加わったがレイ・ウーロンがおらずアンナやマードックやジェシーなどもおらず、今までのシリーズの
ムービーを見れたり音楽を変更できるのは良いがコスチュームは少なくコスチュームアイテムもろくなものがなく値段も
やたら高く、今回は長いストーリーモードがあるが一部のキャラしか登場せずなぜか難易度を下げると投げが使えない
という意味不明っぷりで雑魚を何体も倒すシーンは無駄に固くうざく一部のボスがやたら強かったり、個別のキャラ
エピソードもあるが敵を１体倒して終わりというこれまた謎仕様で内容も薄く中途半端に終わったりアーケードモードは
難易度を下げてもボスが強めで２連戦しなければならず変身するシーンをスキップできずオンラインはマッチングが
やたら長く失敗も多く対戦がなかなかできないなど、駄目要素が多くいまいち面白味がない。
デッドオアアライブ５もそうだったが、やはりメインストーリー以外にも個別のストーリーをしっかり作るべきであり、
もう少し見た目も技も特徴的な新キャラを入れるべきだろう。

というわけで、色々といまいちな今作。
鉄拳Xストリートファイターはどうなったのか知らないが、今更もうどうでもよく魅力ある新キャラを作る能力もない
ということで、そろそろ終了してナムコキャラが色々登場する新しい格ゲーを作って欲しいものである。
※その後、ボウリングとコスチュームのセットを1500円で売る始末で、ギースなどのキャラが有料で追加されたが
いらないノクティスがいたりレイウーロンは基本コスチュームが劣化したり、追加キャラはストーリーモードが
ないという手抜き仕様