俺的微妙ゲーその33『バイオハザード4』

バイオハザード4
以前のバイオからシステムが一新されたこのゲーム、微妙である。

このゲーム、以前のバイオシリーズと違い、後方視点になったことでラジコン操作がマッチし、操作性が
アップしている。また、以前はアイテムが少ししか持てなかったが、今回はでかいカバンにかなりの量を
詰め込めるようになり、イベントアイテムは別枠で管理されるなど、ようやくまともな仕様になっている。

しかし、後方視点になったせいでゲームのジャンルそのものが変わってしまい、アクションADVだったものが
TPSへと変貌し、敵はゾンビではなくプラーガに寄生された村民となるなど、別物と化している。
これはこれでまあまあ面白いとは言えるが、今までのシリーズにあったような探索要素や謎解き要素が薄まり、
ホラーな演出が薄まったのはシリーズとしては問題だろう。
また、死んでもコンティニューで直前に戻れるのは良いが突然出現して失敗すると即死になるQTEや敵がやたら多く、
即死トラップやアシュリーという少女を死なないように護衛するシーンなどやたらゲームオーバーになりやすい
要素が多いのは改善すべきだろう。

その後も、バイオ5では更にホラー要素が薄まってアクション性が高まり、別方向へと変貌し続けるバイオシリーズ。
近々、3DSでも新作が出るが、洋ゲーによくあるようなTPSと化した現在のバイオにはいまいち興味が沸かない。
海外ではこの手のTPSの方が受けるのかもしれないが、たまには従来のバイオで操作性だけ直したような新作を
出して欲しいものである。
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